はじめてエロゲに触れたのは小4でした
I am the bone of H game.
『Fate/Stay night Unlimited Blade Works』より
物心ついたときには身の回りにエロゲがある環境を想像できるだろうか?
はじめてエロゲに触れたのは小4の頃だった。
俺は関西の田舎に生まれ四方を田畑に囲まれた一軒家ですくすく育った。ごく普通の一般家庭だ。
ただ、今思い返すと普通ではないこともあった。
児童の手の届く範囲にエロゲがあったのだ。(←現在の俺の家宝)
勿論それは俺の物ではなく父親の所有物だった。
当時は家族皆で寝室で寝ていたのだが、父親が寝室でエロゲをしていたのだ。それがはじめての出会いだった。
ここで、父親の名誉のために弁解しておくと、エロゲとはいってもそれはPS2に移植された全年齢版、つまり厳密にはギャルゲである。さらに付け加えると父親は性欲のためにギャルゲをしていたわけでなく純粋なゲーム好きなだけだ。FFもドラクエもウイイレもパワプロもあったし色んなゲームで溢れていてギャルゲはそのごく一部だった。抜きゲーのような物は一切なかった。エンタメに富んだ良い父親である。
(とはいえ家族が寝ている寝室でギャルゲ平然とプレイするのってどうなのよ…)
少年はツンデレの祖に謁見する
ともかく小さな俺にとって二次元美少女と言う存在は強烈だった。布団の中で寝たふりをしながら父親がプレイするエロゲをこっそり見るという行為を夜な夜なよくしていた。
その時はうろ覚えだけど、大空寺あゆがファミレスで主人公と口論していた気がする。大空寺あゆというのは一部界隈でツンデレの始祖と言われているかの有名な『君が望む永遠』というage作品に登場するヒロインである。ツンデレの歴史はここからはじまる。ちなみに後述するけども、ツンデレの言葉の意味は当時は今使われているものとは違っていた。ちなこれ豆ね。

あとは速瀬水月がなんか泳いでいた気がする。
こうしてこっそり父親の趣味を覗いていた日々を送っていたわけだけど、RPGやシミュレーションを見るよりも断然俺が惹かれたのは美少女ゲームだった。
いやまぁFF7のティファも好きで何度も夢に出てきたけども…。
ちなみに俺はゲーム音楽が好きだ。
これは、上記の通り寝る前の布団の中でいわば子守唄のようにゲームのBGMが流れてくる環境だったことに起因する。
ここで君が望む永遠作中での神BGMを紹介。
『陽ざし』という名曲だ。
夕暮れのセンチメンタルな情景が思い浮かぶよなぁ。
ちなみに20年以上前の曲だけど今でも普通に聴いてます。
はじめての美少女ゲームプレイ
閑話休題なんだけど、美少女ゲームへの興味が収まらない俺は布団の中で見る聞くだけでなく、小5あたりで実際にプレイし始めた気がする。
ただ、なんだろう。最初の段階からエロゲに対して「これはいけないものだ…」という本能を持っていて親のいる前では恥ずかしくて決してプレイ出来なかった。(親は子の前で平気でプレイするのにね…)
小学生が道端に落ちてるエロ本を素直に直視出来ないあの状態だね。
なので、俺ひとりきりの環境でのびのびプレイするというのは貴重でたまにしか訪れないワクワクタイムだった。
小学生の頃は少年野球チームに入っていて土日は練習だし平日は学校だし。
だから、例えば休日雨で野球の練習が中止になって、さらに両親が用事があって家を空ける時なんかは必ず寝室にいってPS2のギャルゲをプレイしていた。
ここで笑えるエロガキエピソードをひとつ。
まず、寝室で美少女ゲームをプレイする時は親にバレてはいけないので、玄関の音に最大限耳を傾けておく。玄関がガチャっと鳴った瞬間に素早くセーブしてソフトを抜いて証拠隠滅を図るのだ。
さらにここで技ありなのがセーブをする時。
よくある機能なんだけど、ゲームを始めるときに「前回のつづきから」ってやつあるよね?
俺はそこのケアまで必ずやっていた。
つまり、俺がプレイしたあとに父親がプレイしたとき、「なんか知らねーセーブデータがあるな…もしかして息子のやつ…?」となることを避けたかった!
具体的にどうしていたかというと実にくだらないのだけど、まず自分のセーブデータをスロット99の一番後ろに保存する。そのうえでスロット01とかの父親のセーブデータを一度ロードする。すると次回プレイ時は父親のデータからはじまるし、普通にプレイしていればページネーションを何度も送ってスロット99を見ることなんてまずあり得ない。証拠隠滅完了なのです…!
みたいなことをやっておりました。
20年経った今でもそういう光景をしっかり思い出せるんだから当時は相当にスリリングな出来事だったのだろう。
最も人生を破壊されたエロゲ『つよきす』
ここで、俺がプレイすることになるのは後の人生に多大な影響を与えることになるきゃんでぃそふと作『つよきす』である。
これもまた名作で作者であるタカヒロ氏は現在も深夜アニメやラノベ界隈で大活躍しているエロゲ界の偉人tierにリスト入りするような御方だ。
君が望む永遠がツンデレを生み出したエロゲならつよきすはツンデレという概念を確立した存在といえる。そんな作品だ。
ちなみになんで君のぞではなくつよきすをプレイしたかというと、単純に俺が子供だったから。
そりゃー子供にはドロドロした昼ドラ(君のぞ)よりラブコメ(つよきす)の方が面白いでしょうよ。つまり、幼心による本能です。
いやーつよきすには人生壊されましたね。
高校生活ってこんな感じなんだとつよきすで学んだし、乙女さんの風呂場覗きシーンで精通したしKOTOKOでエロゲソングを学んだし、姫の足コキでMに目覚めたし。
あと極めつけはよっぴールートで鬱も学んだ。
簡単に紹介すると、賑やかで楽しいコンセプトのゲームなのに、ひとつだけとんでもない鬱展開のルートがあるんだよね。(つよきすに限らず当時は割と制作がこういうことする風潮があった)
小5にしてエロゲ鬱になり昼休み机でぼーっとしてしまう経験をしたことはあるか?
あとそうそう、ツンデレの代名詞なごみんは可愛いよね。
さっき当時のツンデレの意味は今と違うって話をしたと思うけどここで少し解説。
元来ツンデレという意味は昨今の主人公に対して素直になれず、つい憎まれ口を叩くみたいな属性ではなかったんだ。
本当の意味は普段の公の場所ではとにかくツンツンしていて近寄りがたいけど、2人きりになった途端、発情期の猫の如く甘っあまにデレてくる性格のことをツンデレと定義していたんだよね。
そしてそれを体現したようなキャラクターがなごみんことココナッツこと椰子なごみというキャラクターなわけです。
長くなってきたのでその1はこの辺で。ノシ